小手先のテクニックより本質的なノウハウを学ぶべき
はじめに
巷では「どうすれば人間関係が良くなるか」や「学校の勉強を頭に入れる方法」などの本が溢れていますよね。
こういう本は、具体的なやり方を丁寧に解説してくれているので、実践すればそれなりに効果はあります。
だから売れているのだと思います。
しかし、こういった小手先の方法だけが載っている本はなぜそれを行うのかを考える方が何倍も効果的です。
このなぜやるのか?というのを考えることは、物事の「本質」を理解することにつながります。
「本質」を理解することにより、行動の正当性や実行する意味が幅広く見えてきます。
では具体的に説明していこうと思います。
小手先だけではダメなのか?
例えば、人間関係を良くしたいと思っている人は多いんじゃないでしょうか?
自分もその一人です。
そう思った時に、本屋にコミュニケーションや人間関係を良くする本を買いに行くと思います。
最近だったら、「聞き上手になれば相手との関係はうまくいく」などの本がたくさん出ていますよね。(そのせいで自分から話すことをしなくなってる人が増えた気がします。気のせい?)
そしてそれを読むと、相手の話をしっかり聞いてあげることが人間関係を良くすると書いてあります。
そして具体的な、良い話の聞き方を色々説明してくれています。
ここで具体的な方法を頭に詰め込みそれを実践できるように必死にする方が多いのではないでしょうか?
たくさんパターン分けされ、たくさん憶えないといけませんよね。こういう人の時はこういう聞き方がいいなど。
そんなのをいちいち思い出しながら人と会話をするのは大変です。ただでさえリアルタイムでたくさんのことを処理しないといけないのに、身についてないことが実践できることはほとんどないでしょう。
という感じで小手先のテクニックは付け焼き刃的になってしまい、たいていの人はあんまり効果がなかった、と感じてしまいます。
本質を理解すると
ここでこの記事の言いたいことの、「本質」を考えてみましょう。
今回の例では、なぜ聞くことが大事なのかを考えてみてください。
人は相手から話を聞いてもらえると嬉しいですよね?これは自分を認めてもらえてると感じるからなんです。みんな人から認められたい(承認欲求)というものがあります。
そして、なぜみんなから認められたいかというと自分の自尊心を守るためなんです。
人間関係を良くするのはこの自尊心を如何に上手く操るかということなんです。
人間関係の例で、他にも相手のファンになろう、的なことが書かれていると思います。これも人はみんなから求められたいというものがあるからなんですよ。
そしてこれも自尊心が満たされる結果になります。
このように、なぜその行動をするのかと考えれば一つの大切な「本質」が見えてきます。
「本質」にパターンはありません。みんなさんに当てはまることです。そこからの派生が人によって違うだけです。
なので、この物事の「本質」を見極め、それを相手に当てはめて使ってあげましょう。
そうすれば無駄にたくさんのことを覚える必要もないですし、自分で考えたことなので実践もしやすいですよね。
もっと詳しく聞きたい方はコメントなどで教えてくださると助かります。
以上、物事の「本質」について考えてみました。
参考資料